第8話 
生まれてきてくれてほんとうにありがとう
五大老登場シークエンス
コメンタリー

読者の皆さん こんにちは。
アサシーノスの作者のバーボンハイムです。前回に引き続き、
コメンタリーをしていきたいと思います。
今回のシークエンスはハルノ先生がレビューしてくださって本当に嬉しい回だった



今回の回でようやく登場する秘密結社「教会」…
彼等は古今東西の宗教の暗殺を生業とする
武僧達の寄せ集めから誕生した暗殺教団だ。元々は暗殺技術の交流という目的で
武僧たちは互いに交流し合っていたんだが、やがては思想交流までするようになった。
何千年もの間、互いの考えを消化したり、受け入れたり、争ったりを繰り返した結果…
彼等は独自の宗教観を得るようになる。彼等は自らを「教会」とだけ名乗った。
全貌はまだ自分自身でもまだ描けてはいないから、物語が進みに連れて明かされていくだろう。


五大老の登場だ。
秘密結社の幹部たちの密談が始まるというのは予想できるだろう。
こういうのは大概、暗闇で行われるのがメインなのでいっそのこと真っ白にしてみた。
これはゲーム版HITMANのエージェント47が父親のオルトマイヤー教授を射殺するラストシーンにヒントを得た。
ハルノ先生のレビューにある通り、
彼等はかつて豊臣秀吉の率いていた五大老がモチーフだ。
大老というのが元々北斗の拳をラーメン屋で読んでいた時、
ジュウケイをヒョウが「大老」と呼んでいたことにヒントを得て、そこから花の慶次の五大老のアイディアへとたどり着いた。
ハルノ先生が驚くほどの博識なレビューをしてくださっているが、実を言うとあそこまで深くは考えていなかったんだ。
理由は何故か… 深く考えてしまうと、今後のストーリー展開を縛ってしまう危険があるからだ。
ストーリーとは年月をかけてその時の作者の心情や人生観に大きな影響を受ける。もし、今の自分が深く設定を考えてしまうと
未来の自分のストーリー描写に足枷をしてしまうことに成りかねないんだ。


大老ティモテウスの登場だ。モデルはティモシー・オリファントだね。
アサシーノスは映画版HITMAN(2007年版)の世界観に大きく影響を受けている。
ティモシー・オリファントをモデルにしたのもその影響かな。
主人公エージェント47の所属する「機関」という組織はゲーム版と違い、
追放された僧侶たちによって結成された闇の組織という設定になっている。
脚本家スキップ・ウッズの独自の世界観を下敷きに、作者自身の仏教的宗教観をミックスさせたんだ。



大老ダニエルの登場だ。モデルはめだかボックスの雲仙冥利だね。意外と気付く人が多いかと思ったけど、
そうでもなくてビックリしたよ。ぽこちん先生が彼とディエゴ・ソアレスのカラーリングの類似点について
指摘していたが… きっかけは裏ページのディエゴのマスターベーション絵がきっかけだったと思うww
ディエゴの陰毛が金色だったから何故かと聞かれたんだ。暗殺者たちと五大老と言った教会のメンバーは
体毛が金髪なんだ。たとえ人種問わずにね。意味は今のところ特に考えていないが、教会のメンバーである証かな。
ついでに言うと彼らの身体には彼岸花の刺青がどこかしらに入っている。
ディエゴの身体には首の付け根に彼岸花の刺青がある。(モニカとの情事シーンで確認出来る。)
ジョジョのジョースター一族の影響だね。


大老ミカエルだ。モデルはマイケル・ロンズデール。ハルノ先生も見たことがあると仰ってたけど、
ロンズデールは英国とフランスの名俳優だ。映画「ミュンヘン」で知ったのがきっかけだったんだけど、その後
「007/ムーンレイカー」の悪役でも出てたことを知ってね… 英語での喋り方に長老キャラとしてのオーラを感じた。
見た目が優しそうなだけに、性格はトゲのあるものにしたかった。こんな外見で「じゃろう」とか「だろう」とか言われたら
「ああやっぱりか…」と思われかねないからね。


大老モルガンだ。モデルは言わずもがな…モーガン・フリーマン。
ハルノ先生にも家族にも似てるwと言われたよ。 性格はセブンのサマセット刑事っぽい落ち着いたところと、
アウトブレイクのビリー・フォード准将っぽいシリアスなところを半々にした感じだね。感情的な老人ミカエルを宥める老人として、
彼のポジションはかなり重要だ。このあと、わかるが彼はかなり、犠牲とリスクを恐れる慎重な性格だ。ディエゴの引退を教会が認めたのも
ディエゴとの対立を恐れた彼の意見があったのかもしれないね。


先任大老こと太閤ミラナの登場だ。五大老唯一の女性キャラだ。
モデルはMrs.エスタシオンっていうゲームの天季テイシャンってキャラなんだけど、
色々と格好を考えあぐねている内に全然似てなくなってしまった… 
彼女の両目を覆うバイザーは心電図だ。格好の割にサイバーな装備をつけているミスマッチを狙いたかった。
バイザーで目元を隠すことで、不気味さを表現したかったというのもあるがね。



先任大老ミラナが話題をディエゴのことに変更しようとするも、ティモテウスは
「既に答えは出ている」と一蹴する。実は2人の立場はかつては逆だったんだ。元々はティモテウスが
先任大老の座に近かったのだが、色々あってミラナにその座を譲ることとなったんだ…
それは
ティモテウスの立場的なモデルの前田利家と、
ミラナの立場的なモデルの豊臣秀吉のエピソードに基づいている。


ここで大老モルガンがディエゴを利用価値のある人材として見ていることが分かる。
彼は元から教会の掟に対しては革新的な意見を持っているところがあるんだ。


大老ティモテウスが意見する。脚本を執筆中に気付いたんだが、
老人で頭の固くなっている筈のモルガンが革新的で、
若くて頭の柔らかい筈のティモテウスの方が保守的なのが意外だと個人的に思った。
老人=頑固、若者=柔軟っていうステレオタイプを見せられるのも嫌だろ?


大老2人の言い争いが始まる時にこのままだと大老である筈の
ミラナの株が下がってしまうのではと不安だった。このコマを入れたのもそれが理由だ。
無言の中、バイザーの心電図は乱れている… 動揺か…それとも2人の大老に対する
沸々とした静かな憤怒か…? 台詞のないこの一コマが作者自身、不気味に思うよ


wwwwwこの表情wwww 本当に退屈そうだね…
ダニエルには「これで最後の授業で、家に帰れば大好きなゲームで遊べるっていうのに最悪なのは
その最後の授業ってヤツが、心の底から尊敬も嫌悪すらも抱かない程の糞退屈な教師による
糞面白くも興味も無い科目の授業を2時間もやらされる気分だってのに
退屈しのぎのガムすらも噛めない状況」ってのを想像してくれとリクエストしたんだ。
日頃からこんな態度で授業受けてるのかって思うぐらいの非道い表情だwww



必死になって怒るティモテウスが滑稽に映るねwww
そりゃ仲も悪いわけだww


こうなる理由も分かるね…


ハルノ先生もおっしゃってたんだが、今後話の中心になりそうなのは
ダニエルだと思うね。この表情、態度…作者自身として成長が楽しみなキャラだ。
隠し味と秘密を仕込んだキャラなので公表するのが楽しみでならない。



 あと、これだけは言っておきたい。密談の背景が真っ白なのは精液をイメージしているのもあるwww あと、作品で出てくるアサド計画、アリエラ計画についてだが…
裏ページのディエゴの自慰行為画をクリックしてみるといい。そこのパスワードを入力すれば計画の一端を知ることが可能だ。ヒントはアリエルの人生を変えた3つの出来事の時に、彼が何歳だったかを計算し、それを出来事の時系列順に左から右へと羅列するんだ。

2014年11月30日

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